[本文]

国名:
ドイツ
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/11/19
抄訳記事公開日:
2020/01/16
元記事の言語:
ドイツ語

ゲノム編集に関する社会的議論の喚起

Genom-Editierung: Wo wollen wir gemeinsam hin?

本文:

連邦教育研究省(BMBF)においてゲノム編集に関する市民対話が行われる。これに関してBMBFは概略下記のような報道発表を行った。

「ゲノム編集に関する社会的論戦」というテーマに焦点に当て、専門家と、生徒、学生、関心を有する市民、政界の代表が共に議論する。

ゲノム編集には多くの希望があるが、しかしまた差し迫った課題もある。こうした技術を初めて人間にテストするのはいつなのか。遺伝的で、将来世代に影響を与える可能性のあるゲノム改変と我々はどう向き合うのか。ゲノム編集によって改変された植物はどのように「自然(natural)」なのか、現代の農業および食糧生産において「自然性(Naturalness)」とは実際何を意味しているのか。

これに関してラッヘル政務次官は以下のように表明した:

「ゲノム編集は目的を持った遺伝子改変を可能にするもので、情報を付加したり、書き換えたり、消去することができ、まさに科学的な革命である。どのようにして、責任ある利用が可能か、非常に注意深く検討しなければならない。数多くの生徒や学生が本日の会議に参加し、議論に加わってくれることを非常に喜ばしく思う。この未来の問題は特に若者たちに取って重要だからである」。

BMBFにおいて、科学者たちはELSA(生命科学の倫理的、法律的、社会的な観点)に関する助成プログラムの一環で、自分たちの研究成果について議論する。これに対応するワークショップには社会、政界、学界等の代表者が参加することになっており、多様な視点が議論に反映されることになる。

助成の結果は社会的な議論および立法、その他の政治的な決定のための基盤として利用される。
概要については、次のURLを参照のこと。
www.dialog.dekade-gegen-krebs.de

背景:
BMBFはELSA(現代の生命科学の倫理的、法的、社会的観点)に基づいた研究を助成している、ELSA研究の使命は、新たな技術およびその利用に関連する倫理的、法的、社会的な疑問につき原点から考える、ということにある。ELSA研究の特筆すべき点は、人文科学、社会科学と生命科学間の密接な協力であり、市民との関与および対話である。BMBFは年間約450万ユーロで支援する。

[DW編集局]