[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
原子力・代替エネルギー庁(CEA)
元記事公開日:
2019/10/22
抄訳記事公開日:
2020/01/16

CEAとSylfenがスマート・エネルギー・ハブの開発で、EARTO賞を受賞

Le Smart Energy Hub développé par le CEA et Sylfen, innovation de l’année EARTO

本文:

2019年10月22日付原子力・代替エネルギー庁(CEA)の標記発表の概要は以下のとおり。

先ごろブリュッセルで開催された当該年の最優秀イノベーションを表彰する欧州研究・技術協会(EARTO)賞の受賞式で、rSOC技術を備えたスマート・エネルギー・ハブ(CEA / Sylfen)が、カテゴリー「期待される効果」で最優秀賞を受賞した。

スマート・エネルギー・ハブ・タイプのローカル・ストレージ・ソリューションの潜在的なグローバル市場は、2020年に100億ユーロに達すると推定されている。

スマート・エネルギー・ハブは、水素を媒体として使用したエネルギー貯蔵およびコジェネレーション(熱電併給)のハイブリッド型システムである。CEAの電解槽/可逆的固体酸化物形燃料電池の技術(rSOC)を使用して、スタートアップ Sylfen社 によって設計された。

これにより、建物内の現場で、余剰電力をガスの形態で貯蔵することができ、電力網への電力供給の代替方法が提供される(例えば、建物に太陽光パネルが装備されている場合)。このローカル・システムは、コジェネレーション・モードで電気と熱を供給することにより、建物のニーズの大半をカバーするに十分なエネルギーの保存が可能であり、これにより全体の消費量を大幅に削減できる。また試験の結果では、建物や土地のタイプによるがCO2排出量を26~76%削減でき、エネルギー料金の削減も可能である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]