[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/11/20
抄訳記事公開日:
2020/01/22

「サイエンスバロメーター2019」に関するカルリチェク大臣の声明

Karliczek: Ja zur Wissenschaft ist auch ein Ja zu Wahrheit und Fortschritt

本文:

「対話における科学」の委託による「サイエンスバロメーター2019」が11月20日に発表される。これに関してカルリチェク大臣は次のように声明を出した。

「市民の科学に対する評価が変わらず高いことは非常に喜ばしいニュースである。科学は我々の社会において中心的なものである。肯定的姿勢は何よりもドイツの科学者にプラスとなる。

科学は真実と進歩への努力を代弁するものである。科学への賛意は、市民が今日のような不安な時においても、これらの目標と結びついていると感じていることを意味している。真実や明日のテーマと取り組む者だけが、未来を積極的に築いていくことができる。

ドイツ基本法によって守られる科学の自由に関する変わらぬ高い評価は、施行50年の記念すべき年において喜ばしいことである。このことは科学にとって励ましであると同時に義務でもある。人間はどこに向かうかを知りたいと思っているからである。情報に基づく決定の基盤として、科学的知識はこれまで以上に求められている。

「サイエンスバロメーター2019」によると二人に一人以上が科学や研究のテーマに関心を抱いている。それ以上に関心を持たれているのは、地域の話題だけである。自ら研究することへの関心も高い。

同時に積極的に発言し、議論に関与するために、科学に対する期待が大きくなる。これは良いことである。科学は議論を客観的にし、真実の核心に導くことができるからである。科学と社会をより密接な対話へもっていくことは、非常に重要である。

「サイエンスバロメーター2019」は、人々が科学に魅了されていることを改めて示している。市民は科学が自分たちの生活にどのように影響を与えているかを理解しようとしている。それがサイエンスコミュニケーションを強化していく理由であり、科学的活動の当然の一部となるべきものである。」。

[DW編集局]