[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/11/27
抄訳記事公開日:
2020/01/27

研究投資は2009年以降44%増加-研究政策は積極的な未来形成

Karliczek: Investitionen in Forschung seit 2009 um 44 Prozent gestiegen – Forschungspolitik ist aktive Zukunftsgestaltung

本文:

今週、ドイツ連邦議会が2020年度予算を審議する。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

BMBFの予算は非常に高い水準を保っている。過去数年において研究開発支出は著しく増加している。これに関してカルリチェクBMBF大臣は次のように語った:

「研究政策は積極的に未来を形成している。これはアンゲラ・メルケル連邦首相の就任以来起きていることである。ここ10年、連邦の研究開発すなわち未来への投資は著しく増加している。2009年の約120億ユーロから2018年のほぼ173億ユーロへと増額されており、研究開発投資は約44%増となった。政府はこのことを誇りとすることができる。BMBFは連邦政府内において研究開発の牽引車として、2018年にはBMBFは連邦の研究開発総支出のほぼ61%を占めている。研究およびイノベーションへの投資は効率的であり、ドイツの成長および経済拠点ドイツの競争力に持続的に寄与している。BMBFが来年183億ユーロという記録的予算を有することを嬉しく思う。この資金によって良き未来の実現のため責任をもって寄与し総研究開発投資対GDP比3.5%到達ため重要な貢献を果たす。2025年には目標達成できる見込みである」。

背景:

BMBFは研究開発に関する連邦政府の支出を調査。これらの数字はEUおよびOECDに提示される。2018年、連邦政府の最大の支出は保健研究および保健産業(約25億ユーロ)、航空宇宙(約18億ユーロ)、気候、環境および持続性(約13億ユーロ)並びにエネルギー研究およびネルギー技術(約13億ユーロ)に向けたものである。このうちBMBFの投資で大きなものは2018年保健研究および保健産業(約23億ユーロ)、大型機器および基礎研究(約13億ユーロ)、気候、環境、持続性(約11億ユーロ)である。

連邦政府はハイテク戦略2025(HTS2025)においてその研究およびイノベーション振興の戦略的目標を設定した。HTS2025は省庁横断的に今後数年の研究およびイノベーションの目標、重点およびマイルストーンを定める。ハイテク戦略はドイツがEUの中で欧州2020戦略の3%目標を達成した数少ない国の一つとなることに貢献した。研究・イノベーション拠点としてのドイツをさらに強く前進させるために、連邦政府は経済界および州政府と共に2025年までにGDPの3.5%を研究開発に投資することに着手した。

[DW編集局]