[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2019/12/04
抄訳記事公開日:
2020/01/28

フォンデアライエン欧州委員会の政策実施方策

The Working Methods of the von der Leyen Commission: Striving for more at home and in the world

本文:

2019年12月4日付欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり。

フォンデアライエン(von der Leyen)委員長率いる欧州委員会はこのほど、新委員会が今後5年間の欧州政策課題遂行の基盤とする実施方策を明らかにした。合議性、透明性、効率性を第1とする考え方である。特に執行副委員長、上級代表副委員長、副委員長、委員グループの各役割に関して、委員会の運営方法に多くの新規性を導入している。また、外部との問題の調整に当たる新組織、外部調整グループ(EXCO)を設置するほか、欧州連合の機能に関する条約(TFEU)第225条に基づく欧州議会決議に従って行動するという欧州委員会の誓約のフォローアップ方策を定めている。本実施方策では、委員会のデジタル改革への道をも開き、会議はペーパーレスにする。

欧州委員会のデジタル化と環境への配慮について、各々概略次のように述べている。

  • デジタル化について
    欧州委員会は、デジタルで変革され、ユーザーに重点を置いた、データ駆動型の政権になるよう努力する。欧州委員会は電子政府ツールでサポートされるペーパーレス会議を開催することで、模範を示す。目的は、組織のすべてのレベルでペーパーレス会議を徐々に導入することにある。これは、データの保護・セキュリティの要件を全面的に考慮して実施する。
  • 環境への配慮について
    欧州委員会は、エネルギー・水・紙の消費、廃棄物管理、CO2排出といった活動による環境への影響を改善するための取り組みを強化する。これは、環境管理システムの枠組みにおける新しいイニシアチブ、グリーンな公共調達における循環経済原則の実施改善、およびスタッフの環境に優しい行動を採る能力の強化、により実現する。

[DW編集局]