[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国科学振興協会(AAAS)
元記事公開日:
2019/11/22
抄訳記事公開日:
2020/01/29

米下院気候危機特別委員会の情報招請に対するAAASのコメント

AAAS Submits Comments to House Select Committee on the Climate Crisis Request for Information

本文:

2019年11月22日付けの米国科学振興協会(AAAS)による標記記事の概要は以下のとおりである。

AAASは、米下院気候危機特別委員会(House Select Committee on Climate Crisis)による情報招請(RFI)の「気候情報支援」に関する質問に対して以下のコメントを提出する。

第一に、国家気候アセスメント(NCA)に地域レベルの情報も含めることは有益であると考える。しかし、現状の「地球変動研究法(Global Change Research Act)」では地域レベルの情報をNCAに含めることが必須とはされておらず、今後の変更で地域レベルの情報がNCAから除外される可能性がある。議会は、地域レベルの情報がNCAに含まれることを成文化すべきである。

第二に、これまでにNCAはその対象範囲を広げかつ改善してきたものの、多くのトピックが将来的に対象から外される可能性がある。議会は、以下のような気候変動に関する学際的なトピックをNCAに含めるようにすべきである。

  • 経済学および財政システム
  •  インフラ設備(現在含まれている交通システムを超えたもの)
  •  気候変動の影響により高いリスクにさらされるコミュニティ(先住民のコミュニティや都市コミュニティ等)
  •  気候変動に対する対応(影響緩和や適応等)

[DW編集局+JSTワシントン事務所]