年頭から「民間におけるITセキュリティ」イニシアチブがスタートすることになり、ドイツ連邦経済エネルギー省（BMWi）はこれに関して概略下記のような報道発表を行った。

アルトマイヤーBMWi大臣談：「中小企業はドイツにおける経済成長、イノベーション、雇用の確保に大きく貢献している。しかし、中規模企業はサイバー攻撃の犠牲になることがますます多くなっている。BMWiは「民間におけるITセキュリティ」イニシアチブによって、中小企業および手工業に特化したITセキュリティのトランスファーオフィス（窓口）を創設することになった。具体的かつ実践的な情報と支援策によって、企業がサイバー攻撃による危険に対応できる態勢を整える支援をしていく」。

トランスファーオフィスでは、ウエブサイトチェック、ガイドラインの提示、スクーリング学習教材の提供を含む、適切な内容にアクセスことが出来る。また中小企業によるベスト・プラクティス事例が示されることで、中小企業で取り組むべき課題が見えてくる。企業におけるITセキュリティの実施を支援するためトランスファーオフィスは様々なプログラムおよび教育フォーマットのパッケージを用意する。

トランスファーオフィスは将来ヴァーチャルや地域の窓口で、どこにいてもアクセスし易くなる。

BMWiは、「企業におけるITセキュリティ」イニシアチブのトランスファーオフィスをDSiN(ドイツネットワークセキュリティ協会)、ドイツ商工会議所、マンハイム大学、FOKUS(フラウンホーファー・オープンコミュニケーションシステム研究所)からなるコンソーシアムと運用する。

[DW編集局]