[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2020/02/17
抄訳記事公開日:
2020/02/25

習主席、感染症対応制度メカニズムの改善と国家公共衛生応急管理システムの整備を要求

完善重大疫情防控体制机制健全国家公共卫生应急管理体系

本文:

中国中央政府主催の改革を全面的に進化推進する中央委員会第12回会議が14日に開催され、社会市場経済システムの整備加速をはじめ改革深化関連内容について審議したほか、昨年12月から始まった新型コロナウイルスの感染拡大事件を受けて、国の感染症対応体制や公共衛生応急管理システムの改善整備についても議論を行った。新華社が伝えた。以下に感染症対応体制と公共衛生に関する緊急対策について概要をまとめる。
習近平国家主席は会議に出席し、人々の生命安全と健康を確保することは国政を管理する重要なミッションであると指摘し、重大な感染症に対応する予防・コントロール体制とメカニズムの改善、国家公共衛生応急管理システムの整備を進めるよう要求した。そして、以下の具体的な措置を提起した。

  • 公共衛生に関連する法的整備を強化し、既存の感染症予防法、野生動物保護法等の法令への評価、改正を進める。
  • 疾病の予防・コントロール体制を改革・改善し、予防を主とする衛生保健事業の方針を徹底させる。
  • 重大な感染症の予防・治療システムの改革、緊急対応体制の整備、高度な統一指揮システムの構築を推進するとともに、科学研究、疾病コントロール、臨床治療を効果的に連携させる体制の充実化を図る。
  • 重大な疾病に関連する医療保険・救助制度を整備し、緊急時の医療救助仕組みを改善する。
  • 統一的な緊急物資確保システムを整備する。

 会議には、習近平主席の他、李克強総理等国家指導部から複数人、及び党と各省庁の幹部らが出席した。

〔DW編集局〕*本記事は科学技術振興機構北京事務所の協力を得て作成された。