中国政府は10日、2019年度国家科学技術表彰大会を、習近平国家主席、李克強総理等国家指導者の出席の下に北京で開催し、当年度に選ばれた受賞者への表彰を行った。新浪網等が伝えた。以下その概要を求める。
今度は、国家最高科学技術賞等の各項目に、トータルで296課題と12人を選出した。項目別の内訳は以下である。

• 国家最高科学技術賞：2人
  黄旭華　中国工程院院士（原子力潜水艦分野）
  曽慶存　中国科学院院士（大気科学分野）
• 国家自然科学賞：46件、うち、1等賞1件、2等賞45件
• 国家技術発明賞：65件、うち、1等賞3件、2等賞62件
• 国家科学技術進歩賞：185件、うち、特等賞3件、1等賞22件（イノベーションチーム1件含む）、2等賞160件
• 国際科学技術協力賞：10人（国籍別：英国、米国、ロシア、イタリア、オーストリア、フィンランド、ノールウェー、パキスタン等）

また、今度の受賞課題から、受賞者の若年化及び基礎研究における若手研究者の活動の活発化、製造業の質改善・効率向上・グレードアップにおけるイノベーションのけん引力強化、科学技術分野における国際協力拡大等の特徴が表れているいう。

〔DW編集局〕＊本記事は科学技術振興機構北京事務所の協力を得て作成された。