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- 国・地域名:
- ロシア
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ロシア大統領府
- 元記事公開日:
- 2020/01/15
- 抄訳記事公開日:
- 2020/03/18
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連邦議会でのプーチン大統領の年頭教書演説
- 本文:
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2020年1月15日付ロシア大統領府の発表では、プーチン大統領の標記演説の内容を報じている。発表の中から科学技術・イノベーションに関わる部分を抜粋・要約して以下に記す。
ロシアは、生態学、気候変動、環境汚染、海洋汚染に関して、ロシアと外国の科学者の共同研究を支援する用意がある。これらは誰もが共有するグローバルな開発課題である。
今日、世界の技術的変遷の速度は多方面にわたり増大している。ロシアはまず、人工知能、遺伝学、新素材、エネルギー源、デジタル技術など、未来を定める分野で独自の技術と標準を生み出す必要がある。国防で成し得たように、これらの分野でもブレークスルーに到達できると確信している。
困難な技術的課題を解決するべく、メガサイエンス・クラスの施設など研究インフラの開発を継続する。独特の機器を使って研究し、最も野心的な課題に取り組む機会があれば、才能のある若者が科学に従事するようになる。
研究者、エンジニア、起業家に対して、彼らが任務を果たし革新的な科学研究を行うために必要な自由を与えるべきである。政府と連邦議会議員には、技術立法パッケージの審議を迅速に進めるよう要請する。今年は、ロシアで新規技術を設計・導入する場合の柔軟な仕組みの実験法制を開始し、ビッグデータの活用に関する最新の規制を確立する必要がある。
グローバルなベストプラクティスに基づいた、直接融資やベンチャー融資ツールの社会的支援メカニズムを確立する必要がある。技術起業家にはリスクをとる権利がある。従ってアイデアの実装失敗が、自動的に、資金の不適切な使用や刑事訴追の可能性を意味するものではない。つまり、できるだけ多くの新興企業や先駆者チームが、強力で成功したイノベーション企業になることができるように、法的・財政的環境を確立する必要がある。
[DW編集局]