[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
- 元記事公開日:
- 2020/01/23
- 抄訳記事公開日:
- 2020/03/24
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「研究に関する複数年計画法案」― 2021年の研究キャリア再評価に1億2000万ユーロを割り当て
120 millions d'euros pour revaloriser les carrières de la recherche en 2021
- 本文:
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2020年1月23日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。
フレデリック・ヴィダル MESRI 大臣はこのほど、研究キャリアを支援する最初の政府決定を発表した。2021年には給与や報酬の再評価(引き上げ)に約1億2,000万ユーロが充てられ、若手研究者が優先される。「これは、複数年研究計画法(LPPR)に伴って開始される全体的な再評価であり、これにより、研究・高等教育における職業とキャリアの魅力の問題に対して持続的的な回答を提供することができる」と同大臣は述べている。
● 2021年以降若手研究者の給与のグレードアップ
- 研究職・教授職はすべて、最低賃金(SMIC)の(1.3~1.4倍でなく) 2倍以上の賃金で採用される。
- 初期キャリアのレベル調整を図るべく、2021年には2,600万ユーロが充てられる。来年採用される新規教授職の場合、平均的に、年間で2,600~2,800ユーロの恩恵を受ける。
● 全体の再評価
- 9,200万ユーロが報酬の再評価手当に充てられ、研究コミュニティ全体に公正なレベルで報酬が支払われる。
- 労働組合組織と施設側協議体との関係において、任務と活動の多様性を認識する堅実な報酬制度を構築することが肝要である。
- ここ数年に採用された若手の研究者や研究・教育者が不利益を被らないようにする。
[DW編集局+JSTパリ事務所]