[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2020/02/04
抄訳記事公開日:
2020/04/01

NSFが「NSF 2026アイデア・マシーン賞」の7名の受賞者を発表

NSF selects 7 winners from its first-ever NSF 2026 Idea Machine prize competition

本文:

2020年2月4日付の国立科学財団(NSF)による標記発表の概要は以下のとおりである。

NSFは初の試みとなる「NSF 2026アイデア・マシーン賞」(NSF 2026 Idea Machine)の7名の受賞者(大賞4名、優秀賞3名)を発表した。受賞者はバージニア州のNSF本部での式典で表彰される。

同賞は、NSFの長期計画策定に役立てるために、14歳以上のあらゆる職業・階層の人々に、科学、工学、またはSTEM教育での基礎研究を必要とする喫緊の「グランドチャレンジ」を提出するよう奨励したものである。米国のほぼすべての州の、著名な研究者、学部生および大学院生、クラスを代表する教師、高校生および中学生から約800件の応募があった。提出されたアイデアは、パブリックコメントフェーズを含む5つの選択段階で審査され、刺激的で、野心的で、創造的で、学際的であるとして7つのアイデアが選択された。

大賞を受賞したチームには2万6,000ドルが、優秀賞を受賞したチームには1万ドルが贈られる。今年後半にNSFは、賞を通じて特定された研究テーマのさらなる展開に研究コミュニティを関与させるために、ワークショップと「探索的研究のための初期概念助成」(EAGER)の公募を予定している。

大賞:
設計された生体材料(Engineered Living Materials):ハーバード大学
思考から発明へ:タフツ大学
公共の炭素回収と隔離:ノースカロライナ大学チャペルヒル
創発:ボトムアップからの複雑さ:シカゴ大学

名誉賞:
インフラの未来を解き放つ:コロラド大学ボルダー校、モンタナ州立大学
科学的才能の再発明:コールドスプリングハーバー研究所
意識的経験の理論:デューク大学

[DW編集局+JSTワシントン事務所]