[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
- 元記事公開日:
- 2020/03/06
- 抄訳記事公開日:
- 2020/04/15
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フランス領土でのウィルス拡散に対する科学的対処支援のため、Covid-19研究に800万ユーロ
- 本文:
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2020年3月6日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。
Covid-19 ウイルスの蔓延に関連して、この新型コロナウイルスと闘う研究を統括・支援することが不可欠である。動員される科学コミュニティのニーズに応えることが優先課題である。
政府は研究プログラムの展開支援のために、Covid-19 の出現以来研究機関がすでに取り組んでいるリソースの強化を狙って、2月上旬に250万ユーロをすでに投入している。この取り組みを継続して支援するべく、国立保健医学研究所(INSERM) および リアクティング(REACting)コンソーシアムとの密接な協力により、政府からさらに550万ユーロが投入され、Covid-19 研究全体への投資額は800万ユーロとなった。
- 2月初旬に既に発表された金額に加えて、新型ウイルスへの対応を統括する REACTing コンソーシアムの迅速な研究活動を支援するべく、さらに50万ユーロが割り当てられる。
- 連帯・保健省が立ち上げたCovid-19専用のプロジェクト公募には、400万ユーロが配賦され、臨床研究の取り組みに資金提供が可能となる。
国立研究機構(ANR)は、世界保健機関(WHO)によって設定された研究の優先順位リストから4つのテーマ(疫学的・トランスレーショナル研究、疾患の病態生理学、医療現場での感染の予防・管理対策、倫理的問題)を中心に、Covid-19 の研究に特化した Flash プロジェクト公募を開始している。本プロジェクト公募は当初200万ユーロであるが、100万ユーロの追加配賦の恩恵を受けると、支援合計額は300万ユーロになる。
さらに、欧州の研究・イノベーション・プログラム Horizon 2020 のプロジェクト公募の枠内で、特に欧州プロジェクト I-MOVE COVID-19 および RECOVER に参加しているフランスチームによる臨床研究に460万ユーロが割り当てられる。
[DW編集局+JSTパリ事務所]