[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2020/03/26
抄訳記事公開日:
2020/04/30

新型コロナ危機による学校閉鎖の中で1億ユーロを支援

Entschlossenes Handeln in der Krise!

本文:

新型コロナ危機による学校閉鎖の中、オンライン授業を可能にする短期的な支援策を講じることとなり、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

授業をできる限り維持することは、連邦と州にとっての緊急の課題である。このため連邦と州はオンライン授業に関する短期的支援策を講ずることとし、学校デジタル協定から1億ユーロを用意する。この資金により州は、全国的に休校となる中、インフラの迅速な構築およびオンライン授業の拡大を行うことが出来る。最終的な詳細については今後明確にされる予定となっている。

カルリチェク大臣談:「オンライン学習と授業は現在の状況下で生徒たちを休講から救う有効な方法である。この授業形態は今や速やかに、強力に、拡大していくべきものである。早急に先に実施されている学校デジタル協定から資金を用意する。教師たちを現状の課題に関して支援していきたい。教師たちは大いなる熱意と創造力を持って生徒たちに教材を用意し、今の困難な状況において学習を可能にしている。このことについて心から感謝する次第である」。

文部大臣会議会長およびラインランドプファルツ州教育大臣であるフビグ博士(Dr. Stefanie Hubig)談:「現在、ドイツ連邦共和国としてこれまで経験したことのない、危機の中にある。困難な時であり、慎重な、同時に決意に満ちた行動が要求される。全国的な学校閉鎖は、新型コロナウイルスの蔓延の速度を緩やかにするために必要である。健康こそ最優先事項である。しかし、生徒たちにできる限りの教育を提供しなければならない。各州では既に多様な形でこのことが成功している。教師、生徒、両親等が迅速かつ柔軟にこの全く未知なる状況に対応したからである。我々は今、生徒たちに対しオンライン授業に関する基本条件を迅速で非官僚的な形で改善していきたい。全ての州が同じようにこの課題に直面している現状で、全州にわたるシナジー効果を達成するために学校デジタル協定の資金を利用していきたい」。

[DW編集局]