[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2020/02/20
抄訳記事公開日:
2020/05/14

新技術による患者治療の向上に1,000万ポンドの振興策

£10 million boost to improve patient care with new technologies

本文:

2020年2月20日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表の概要は以下のとおり。

1,000万ポンドの新規施策により、英国に本拠を置く主導的な研究者や企業は、がんや認知症など生命にかかわる状況に直面している人々の治療法を共同開発する機会を得ることができる。

ナディム・ザハウィ(Nadhim Zahawi) ライフサイエンス担当大臣によると、英国は、世界で最も強力で生産性の高い医療・生命科学産業国の1つである。このセクターは年間750億ポンド相当の価値を有し、英国全土で25万人を雇用している。

新規イノベーション奨励制度では、学術研究者がNHS患者を助ける新技術をできるだけ早期に開発するのに必要な出向・派遣を支援する。この制度は、研究者と産業界との間でのライフサイエンスにおける協同作業支援に投資するものである。これには、スマートウォッチやモニターなどの新規ヘルスケア・ウェアラブル技術、モバイル・ヘルス・ユニットなどの診断デバイス、患者の遺伝情報に基づいた新規個別化医療の開発が含まれる。

政府はまた、ライフサイエンス・オポチュニティ・ゾーン(LSOZ)として指定する新規6か所を発表した。これらの区域は、国内および国際的な企業からの投資を呼び込み、研究面とビジネス面での専門性を融合させると考えられる。

[DW編集局]