国立保健医学研究所（INSERM）は2020年1月時点で標記文書を公表している。その概要を以下に記す。

● 優先課題1：画期的な研究を促進しつつ、医療研究の継続性を強化する

• 目標1：INSERMの研究と看護や公衆衛生の世界とのより適切な連携を図ること
• 目標2：画期的な研究を促進すること

● 優先課題2：国内でも、欧州でも、国際的にも、INSERMが自らの選択を協力相手先と相乗的に実装する能力を強化する

• 目標3：研究を強化している大学と共同でサイト政策（グループ化政策）推進すること
• 目標4：技術移転と連携研究を推進すること
• 目標5：欧州および国際的なパートナーとの研究のより適切な方向付けと展開を図ること

● 優先課題3：人事政策を刷新し、管理業務を簡素化することにより、研究室により潤沢に資源が行きわたるようにする

• 目標6：専門的なキャリアを通じてその能力を十分に活用できる雇用条件を職員に提供することで、研究室のニーズにより適切に応えること
• 目標7：研究室の業務負担の簡素化を加速すること

● 優先課題4：オープンで責任ある科学の発展を加速し、社会における保健に資する科学の場を強化する

• 目標8：INSERMの発表論文へのオープン・アクセスを強化すること
• 目標9：グローバルなオープン・データ政策を実施すること
• 目標10：INSERMの科学的専門能力を有効活用して、社会への科学の普及促進を図ること

[DW編集局+JSTパリ事務所]