[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国海洋大気局(NOAA)
元記事公開日:
2020/02/18
抄訳記事公開日:
2020/05/18

NOAA が新興科学技術の応用戦略を策定

NOAA finalizes strategies for applying emerging science and technology

本文:

2020年2月18日付の海洋大気局(NOAA)による標記発表の概要は以下のとおりである。

NOAAはこのほど3つの新興科学技術重点領域(無人システム、人工知能(AI)、オミクス(Omics)の応用を劇的に拡大するための戦略セットを発表した。これはまた、NOAAの研究、製品、サービスの品質と適時性に革新的な進歩をもたらすものである。

NOAAが展開する戦略には次のものがある。

  • 無人システム戦略
    NOAA全体に要件駆動型の、安全で、費用対効果の優れた、規則準拠の無人システム・サービスを効率的に提供するための枠組を用意する。また、イノベーションを促進し運用を強化する無人システムの応用・技術への戦略的投資を優先し、パートナーシップを通じた能力の強化・促進を図る。
  • AI戦略
    AIを利用して、NOAAの要件駆動型ミッションの優先課題を前進させる。データ処理のコストを削減し、社会的便益に資する科学的製品・サービスの高品質でタイムリーな提供を目指す。
  • オミクス戦略
    ミッションの優先課題に対処する目的でのオミクスの適用促進に必要な枠組みを提供する。NOAAの現在の組織体制を活用して、計算能力と分析能力、対象研究、技術移転、労働力の習熟度、またNOAA内部、連邦機関、外部の研究・商業コミュニティとのパートナーシップの改善により、オミクス」より効果的に実装する。

NOAAは、「クラウド戦略」も追って策定する予定である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]