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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2020/03/25
- 抄訳記事公開日:
- 2020/05/18
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ECがHorizon 2020 によるコロナウイルス研究を含む優先課題強化への追加支援を承認
- 本文:
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2020年3月25日付欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり。
欧州委員会は、Horizon 2020 の2020年ワークプログラムの更新を採択した。これは、コロナウイルスに対して緊急に必要とされる研究・イノベーション・プロジェクトを含む、優先課題へのファンディングの割り当て増を実施するためである。
今回の更新には、コロナウイルスの発生に対処するべく、3月上旬に発表された緊急公募への4,750万ユーロのファンディングが含まれている。本公募では17件のプロジェクトが採択され、EU内外の136の研究チームが、この病気の蔓延防止を目的としたワクチン、新しい治療法、診断テスト、医療システムの開発にすでに取り組んでいる。
上記決定は、Horizon 2020 の予算と施策の定期的な調整の一部である。この更新におけるその他の変更には、強化された欧州イノベーション会議(EIC)パイロットの下での「グリーン・ディール公募」のほか、欧州大学イニシアティブの研究・イノベーション領域に対する支援が含まれる。
4,750万ユーロの緊急コロナウイルス公募に加えて、更新された2020年ワークプログラムは、EICパイロットの下で1つまたは複数のグリーン・ディール目標に対処するための画期的イノベーションに関わる中小企業に3億5,000万ユーロ以上を充てている。EICのワークプログラムには、女性イノベータを対象とした施策も含まれている。
上記ワークプログラムの更新では、欧州の大学の研究・イノベーション領域も後押ししており、欧州委員会はすでに、2019年と2020年のエラスムス+のワークプログラムに基づいて、高等教育機関の提携を支援する2件のパイロット公募を開始した。
[DW編集局]