[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)
元記事公開日:
2020/03/24
抄訳記事公開日:
2020/05/27

COVID-19 に対する全米科学・工学・医学アカデミーの対応

Our Response to COVID-19: A Message from the Presidents of the NAS, NAE, and NAM

本文:

2020年3月24日付の全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)による標記発表の概要は以下のとおりである。

COVID-19のパンデミックが米国そして世界を覆っており、政策立案者や一般市民は、ウイルスがどのようにヒトに感染するかを解明し、その拡散を遅らせ、感染者を治療し、回復の基盤となるソリューションを提供することを、科学、工学、医学に期待している。全米アカデミーではこの危機に対応するべく様々な方法で尽力している。重要な専門知識を迅速に活用して、エビデンス・ベースの指針を伴う政府の対応策や回復の取り組みに貢献するとともに、各研究分野全体および官民セクター間の協力を促進して、このパンデミック対策を支援している。

ホワイトハウス科学技術政策局(OSTP)の要請により、NASEMは常設委員会を設置し、パンデミックに関連する主要な問題について連邦政府と定期的に連携してきた。委員会はすでに、ウイルスの表面安定性と潜伏期間に関する利用可能な研究など、多くの緊急課題に対して専門家による見解を提供している。

NASEMは、そのグローバルなネットワークも含め、この危機に関連する問題の全域にわたって専門知識とエビデンスを提供する独自の立場にある。NASEMが準備と経験を備える対応・復旧に関する課題には、労働力と重要インフラ運用の継続性、検査、医療、食料、技術、その他サプライチェーンのレジリエンス、およびワクチン生産の迅速な拡大などがある。これまでにも、新しい治療法の規制当局による承認の迅速化、危機における医療基準の調整、誤った情報への対処に関する指針など、パンデミックに立ち向かうためのタイムリーな識見を提供しており、それらへのアクセスが容易にできるようにしている。さらに、公共交通機関の保護や「社会的距離」の実施に関する科学などのテーマに関するWeb説明会を通じて、専門家や一般の人々と識見や新たなエビデンスを共有している。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]