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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2020/04/22
- 抄訳記事公開日:
- 2020/06/04
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予防接種は命を救う
- 本文:
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人間の健康を守る予防接種の重要性に関心を喚起することを目的とする、第15回欧州予防接種習慣(EIW)に当たり、カルリチェク大臣が以下の声明を発表した:
「予防接種は命を救う。ワクチンの重要性は特に今回の新型コロナ危機において明らかである。現在、新型コロナウイルスに対するワクチン開発をどのように進めるかが、研究界、企業、政界そして我々一人一人にとって極めて重要な関心事である。ワクチンがすべての人間を効果的にCOVID-19から守ってくれるようになって、初めてこの病気を克服し、多くの生活領域で待ち望んだ通常の状態に戻ることが出来る。
しかし今日、生命を脅かす多くの病気に既にワクチンが存在していながら、少なくない数のワクチンが市民に利用されていないという事実がある。これは多くの人間の健康を危険にさらすことであり、例えば麻疹ワクチンの非接種は重篤な疾病経過へと繋がることがあり得るからである。
今日、余り知られていない疾病に対しても多くの予防接種が行われている。多様なタイプのがんもその一環で、ヒトパピローマウイルス(HPV)は例えば子宮頸がんに代表されるように多くの種類のがんの原因となりうる。これに対する予防策としてHPV予防接種が行われているが、ドイツにおける接種割合は、いわゆる集団免疫のために少なくとも必要とされる70%を大きく下回っている。そのため毎年ドイツでは多数の男女がHPV由来のがんに罹患している。
「がん予防10か年計画」において、がん予防策を強化し、できるだけ多くの新たながん疾病を防ぐために努力している。がんおよび他の重い疾病を回避するためにも予防接種をお願いしたい。」
今年度のEIWは4月20日から26日まで開催され、「予防-保護-予防接種」をスローガンに、保護者、介護者、医療従事者、政策決定権者、メディア関係者等向けとなっている。EIWは、児童のための予防接種はじめ、一つ一つの予防接種が病気の予防そして人間の生命の保護のために決定的に重要であることに目を向けさせることを意図している。
[DW編集局]