2020年3月27日付国立科学研究センター（CNRS）の標記発表の概要は以下のとおり。

80年もの間、CNRSはその能力をあらゆる分野の知識開発に役立ててきた。公衆の寛大さが、知識の進歩を助け、自由で野心的な長期にわたる研究を資金支援することに、大きな貢献をしていることから、CNRSはこのほど財団を設立した。この財団は各市民が知識の進歩に貢献することを可能にするものである。

その最初の使命の1つは、現在の状況における公的研究を支援することである。科学者らは確かに国際的な取り組みに貢献している。生物学者はウイルスとその病態生理を把握し、治療法を研究している。化学者は製薬関連の新しい分子や材料を発見し、人文科学と社会科学の専門家はとりわけ中長期的な閉塞状態の影響を分析し、数学者は新しい予測モデルを構築する。またコンピュータ科学者は人工知能（AI）などの方法を活用して利用可能なデータを解析する。全ての科学者が関わっている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]