[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国研究・イノベーション機構
元記事公開日:
2020/04/23
抄訳記事公開日:
2020/06/17

UKRIが将来の研究・イノベーション・リーダーを主要フェローシップで支援

Future research and innovation leaders backed through flagship fellowships

本文:

2020年4月23日付英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

将来の研究・イノベーション・リーダーが、UKRIの最新の「未来リーダー・フェローシップ」(Future Leaders Fellowships)を通じて野心的な課題に取り組みながら、自らのキャリアを発展させるべく、支援を受ける。

UKRI の主要な制度では、英国全土の優秀な個人に投資するが、5件の助成制度で初めて、直接企業に拠点を置く研究・イノベーション・リーダーを新たに支援する。企業に拠点を置くフェローは、携帯電話インフラの改善、航空機の持続可能な代替材料の探索、社会科学と創造的デザインの組み合わせによる革新的な産物の開発など、多様性に富んだプロジェクトに取り組む。

フェローシップは長らく、大学の有望な研究者の支援に活用されてきた。企業に直接拠点を置くフェローへのファンディングは初めてのことで、産業界で最も有望な研究者やイノベーターへの長期的なファンディングという画期的な出来事である。新たな研究・イノベーションのキャリアパス育成を支援することで、企業と学術分野との間でのアイデアや人の移動を増やし、障壁を打破して新しい働き方を発展させる。

UKRI の「未来リーダー・フェロー」の90名が、「アーネスト・ラザフォード・フェロー」の10名と併せてこのほど発表された。UKRI の科学技術施設会議(STFC)が運営する「アーネスト・ラザフォード・フェローシップ」は、天体物理学、核物理学、理論素粒子物理学、宇宙論などの領域の将来の科学的リーダーをキャリアの初期段階で支援する。

UKRIのイニシアチブの目的は、さまざまなセクターや分野にまたがる研究・イノベーション・リーダーの新しいコホートの創出を支援することである。助成対象者は、最初の4年間でそれぞれ40万~150万GBPを受け取る。基金は、チーム員の賃金や備品、その他の必要経費を支援する。

[DW編集局]