ドイツ連邦教育研究省（BMBF）は61の新たなイノベーション・アライアンスを選考し、これに関して概略下記のような報道発表を行った。

国内13連邦州の新アライアンスは、構造的に脆弱な地域においてアイデアとノウハウによってイノベーションを基盤とする構造改革に寄与する。BMBFは助成プログラム「WIR! – 地域のイノベーションによる変革」および「RUBIN－イノベーションに関する地域企業アライアンス」の枠組みの中で選考を行った。これに関してカルリチェクBMBF大臣は次のように説明：

「ドイツがイノベーション国家となることが目標であり、目下の異常事態においても確実に取り組みを進める。私はドイツのあらゆる面でイノベーション力を増強していきたい。特に構造改革において各地域に言えることである。そこで、我々は地域の人々に魅力的な将来展望を与える新しい、高付加価値の雇用を生み出すことに長期的に成功する必要がある。

このほど選考された61アライアンスによって、ドイツ全土の構造的に弱い地域に新たな刺激がもたらされる。それぞれの地域が独自の強みとチャンスを持っていることは明らかで、最大のポテンシャルは、自治体、経済界、研究開発の現場で通常責任を担う立場にある人々である。課題に取り組み、故郷を前進させようとする人々を「イノベーションと構造改革」プログラムによって後押ししていく。

いままで選考された「WIR!」および「RUBIN」アライアンスは各種のテーマを非常に幅広くカバーしており、有望なアイデアがあり、納得できるものである。電化された路線船舶航路や発電用超軽量水素タービンユニットの開発に関するコンセプトが助成対象となっている。また、同じようなイニシアチブによって、地域の競争力を向上させ、良好な雇用展望を生み出し、イノベーションによって持続的な構造改革への礎石を置くことになる。採択された全てのアライアンスに対して、そのアイデアとこれまでの数ヶ月における徹底した努力に祝意を表する。これから始まるコンセプトフェーズにおいて、大いなる成功を祈念する次第である」。

[DW編集局]