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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国立科学研究センター(CNRS)
- 元記事公開日:
- 2020/04/21
- 抄訳記事公開日:
- 2020/06/24
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COVID-19:モデル化による調査によるとフランス人の6%近くが感染
COVID-19 : une modélisation indique que près de 6 % des Français ont été infectés
- 本文:
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2020年4月21日付国立科学研究センター(CNRS)の標記発表の概要は以下のとおり。
世界的な SARS-CoV-2 のパンデミックは、これまでにない対応をもたらし、影響を受けた多くの国では居住者を自宅に閉じ込めている。他の欧州諸国と同様に、フランスも厳しい流行に襲われ、3月17日以降、集団内のウイルス循環を大幅に減らすために封じ込め措置を講じている。
この前例のない衛生状態をより適切に把握して管理するためには、集団内のウイルスの循環レベルを推定し、疾患の深刻な形態の発症リスクを評価し、現在の対策の効果を測定する指標を備えることが不可欠である。
パスツール研究所とCNRSの研究者は、国立保健医学研究所(INSERM)およびフランス公衆衛生庁と協力して、フランスでの COVID-19 による入院と死亡の詳細な分析を行い、これらのデータからモデルを構築した。最初の結果は、フランスの人口のほぼ6%が第1波の流行の間に SARS-CoV-2 に感染したことを示唆している。患者の一人一人から感染した感染者数を示す増殖数(R0)は、封じ込め措置開始時の3.3から0.5になった。これらの結果は、パスツール研究所のWebサイトからオンラインで入手できる。
[DW編集局+JSTパリ事務所]