[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2020/05/07
抄訳記事公開日:
2020/06/25

欧州委員会が気候中立な経済への移行において加盟国を支援

Commission supports Member States in their transition to a climate-neutral economy

本文:

2020年5月7日付欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり。

欧州委員会は、18の加盟各国が自国の公正移行計画の準備に必要とする支援要求をすべて承認した。公正移行計画は、公正移行メカニズム(JTM)からファンディングを獲得するために加盟各国が策定を必要とするものである。JTMは、欧州グリーン・ディール投資計画の一部であり、少なくとも1,000億ユーロの投資を動員して、気候中立な経済への移行によって最も影響を受けるが課題の処理能力が不足している地域に、的を絞った追加支援を提供する。今回の承認は、構造改革支援プログラムの下で欧州委員会が2020年2月末に開始した公募を受けてのものである。

構造改革支援プログラムの下で、欧州委員会は、国や地域の当局がたとえば次のようなことを行うのを支援するためのオーダーメイドの専門知識を提供する。

  • 移行の社会的、経済的、環境的影響を評価し、2030年までの移行プロセスの概要を示す。
  • 市民、企業、市民団体などの利害関係者間の対話を構築して、移行の進め方に関する共通ビジョンへの到達を図る。
  • 公正移行を成功させるための方策を特定する。

今後数か月間、2020年末まで、欧州委員会は加盟国による自国の公正移行計画の準備を支援するべく、的を絞った支援を提供する。

[DW編集局]