[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 軍事装備総局(DGA)
- 元記事公開日:
- 2020/04/27
- 抄訳記事公開日:
- 2020/06/29
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Covid-19 対策:軍事省がBforCure 社が新規開発したウイルスの迅速検出技術を支援
- 本文:
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2020年4月27日付軍事装備総局(DGA)の標記発表の概要は以下のとおり。
軍事省が行ったプロジェクト公募への1,050件の提案の中で、中小企業 BforCure 社の提案が国防イノベーション庁(AID)の注目を惹いた。この NOMORECOV プロジェクトは、コロナウイルス感染を(30分未満で)迅速に検出するための、モバイル・モジュール式の接続自動装置の開発に当たる。
AID から180万ユーロのファンディングを受けるこのプロジェクトは、6か月で最初のプロトタイプの作製を目指して、開発、テスト、認定の各フェーズをカバーする。BforCure 社は、AIDからファンディングを受ける2番目の中小企業である。
NOMORECOV プロジェクトは、大規模ラボの使用に頼ることなく、サンプル採取の場で信頼性の高い迅速なスクリーニングの実現を目的としている。このデバイスは、Covid-19 ウイルスの保有が疑われる人々の検査に役立つ。また、空気中や物体の表面に浮遊しているウイルスの存在を検出するためにも使用できる。これら2つのアプリケーションは、例えば、バイオ除染対策に当たる衛生技師が、病院の様々な領域に潜在する環境汚染を特定する必要性に対処する。
BforCure 社は 、PCR反応を10分で実行できるFastgene™ 診断技術を開発し、ウイルスの存在を非常に迅速に検出できる。NOMORECOV プロジェクトは、Fastgene™ の最新の進歩に基づくものである。フランス軍事省のファンディングによるこのソリューションは、Saint-Louis 病院 (AP-HP)のウイルス学研究室によって検証され、大量生産に向けて工業化される。
[DW編集局+JSTパリ事務所]