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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 保健福祉省(HHS)
- 元記事公開日:
- 2020/05/15
- 抄訳記事公開日:
- 2020/07/29
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トランプ政権がオペレーション・ワープ・スピードの枠組みと責任者を発表
Trump Administration Announces Framework and Leadership for 'Operation Warp Speed'
- 本文:
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2020年5月15日付けの保健福祉省(HHS)の標記発表の概要は次のとおりである。
5月15日トランプ政権は、COVID-19のワクチン、治療法、診断法(医療対策)の開発、生産、流通の加速を目的とする国家プログラムである「オペレーション・ワープ・スピード」(OWS)の、最高顧問(CA)としてモンセフ・スラウイ博士(Moncef Slaoui)を、最高執行責任者(COO)としてペルナ将軍(Gustave F. Perna)を任命したと発表した。
スラウイ博士はベンチャーキャピタリストであり、グラクソ・スミスクライン社(GSK:イギリス・ロンドンに本社を置く世界有数のグローバル製薬企業)で、グローバル研究開発部門およびグローバル・ワクチン部門の会長を務め、5つの主要な新規ワクチンの開発を主導した。ペルナ将軍は、米陸軍資材司令部(AMC)を統括する陸軍大将として、19万人を超える軍人、民間人、および契約社員を含む、米軍のグローバルなサプライチェーンと装備・資材即応態勢を監督している。
オペレーション・ワープ・スピードは、COVID-19医療対策の開発、製造、および配布を、前例のないペースで促進する官民パートナーシップであり、疾病対策センター(CDC)、食品医薬品局(FDA)、国立衛生研究所(NIH)、生物医学先端研究開発局(BARDA)等のHHSの下部組織、国防総省(DOD)、民間企業、そして農務省(USDA)、エネルギー省(DOE)、退役軍人省(VA)等の連邦政府機関が参加する。NIHの「COVID-19治療的介入とワクチンの加速」(ACTIV)パートナーシップ、迅速診断加速(RADx)イニシアチブ、およびBARDAの研究を含み、既存のHHS全体の取り組みを調整する。
リーダーシップ:
スラウイ博士とペルナ将軍に加えて、ワクチン、治療、診断の各対策領域をHHSの専門科学者によって監督する。DODは診断、治療、ワクチン、生産・配布、セキュリティ・支援の5つの領域に対するサポートを主導する専門家を特定している。3つの重点領域:
ワクチンを米国民に届けるために、対策のタイムフレームを加速させる3つのコア領域(開発、生産、配布)を定める。手頃な価格での提供:
トランプ政権は、これらの医療対策を米国民に手頃な価格で提供することを約束する。企業は、オペレーション・ワープ・スピードの支援を受ける条件として、最終的なワクチンを含む開発された医療対策のいくらかを寄付分として提供する。財源:
議会は、CARES法を含む補足的資金を通じてこの取り組みに約100億ドルを配分する。65億ドル以上がBARDAによる対策開発に配分され、30億ドルはNIHの研究に配分されている。情報更新の予定:
オペレーション・ワープ・スピードの各ステップの一般への情報更新は、臨床試験の結果に依存する特定の科学的マイルストーンに依存する。(たとえば、明確な結果により試験が完了前に中止される場合など)。 [DW編集局+JSTワシントン事務所]