[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
原子力・代替エネルギー庁(CEA)
元記事公開日:
2020/06/11
抄訳記事公開日:
2020/08/06

CEA-Leti による病原体 SARS-CoV-2 を監視する空気分析装置の開発

Développement par le CEA-Leti d’un instrument d'analyse de l'air pour la surveillance du pathogène SARS-CoV-2

本文:

2020年6月11日付原子力・代替エネルギー庁(CEA)の標記発表の概要は以下のとおり。

国立研究機構(ANR) の Covid-19 フラッシュ・プロジェクト”ARISE”の承認を受けて、CEA-Leti (電子情報技術研究所) チームは記録的な速さで動員されて、飛沫またはエアロゾルの形の病原体 SARS-CoV-2 を監視するべく、空気分析のためのプロトタイプ機器の開発に取り組んでいる。

パスツール研究所と共同で実施される ARISE プロジェクトは、密になった環境を制御するべく、危険区域の空気を監視する分析チェーンの開発・検証を提案する。このソリューションは、サブミクロン・ミクロン・サイズの粒子を収集する静電空気サンプラーを基盤としている。凍結乾燥された生物学的試薬を含むマイクロ流体モジュールに結合されて、その場でウイルス核酸が迅速に等温増幅できるように設計されている。この戦略により、最大30分でウイルスを確実に検出できる。このシステムはコンパクトかつ軽量で、現場での半連続監視が可能になる。専門的知識がない人々でも使用できることを保証するために、開発には特に注意が払われている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]