[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立衛生研究所(NIH)
元記事公開日:
2020/08/05
抄訳記事公開日:
2020/08/07

★NIHとモデルナ社の治験用COVID-19ワクチンがマウスによる研究で有望な結果を示す

NIH-Moderna investigational COVID-19 vaccine shows promise in mouse studies

本文:

Nature誌に発表された研究によると、mRNA-1273として知られるモデルナ社(Moderna)の治験用ワクチンは、COVID-19を引き起こすウイルスであるSARS-CoV-2による感染からマウスを保護した。国立アレルギー感染症研究所(NIAID)とモデルナ社の研究者たちが、ノースカロライナ大学等の共同研究者と共に前臨床研究を実施したもので、マウスに治験用ワクチンを3週間間隔で1マイクログラムの用量を2回注射したところ、中和抗体が誘発された。またワクチン関連の呼吸器疾患(VAERD)に関連する種類の細胞性免疫応答は誘発されなかった。研究者らは、これらの研究データは、非ヒト霊長類およびフェーズ1の臨床試験の研究データと合わせて、有効性に関する臨床試験でのmRNA-1273の評価をサポートしていると述べている。

[DW編集局+SciREX編集局]