[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2020/06/12
抄訳記事公開日:
2020/08/18

NSFが新たに2件のサイバーセキュリティ研究のフロンティア・プロジェクトを支援

NSF advances frontiers of cybersecurity research

本文:

2020年6月12日付け、国立科学財団(NSF)による表記記事の概要は次のとおりである。

サイバースペースは米国の経済やイノベーションを促進する上で安全で信頼のおけるものでなければならない。そのため、NSFの「安全で信頼のおけるサイバースペース・プログラム(SaTC)」は全ての科学分野の革新的なアプローチを組み合わせることで、より安全な計算システムやオンライン活動を可能にする研究を支援してきた。

今年、NSFは2,000万ドルを投資してSaTCプログラムの2つの新しいフロンティア・プロジェクトを支援する。一つはスマートホームでのサイバーセキュリティとプライバシーに焦点を当てたもの(SPLICE: ダートマス大学主導)で、もう一つはウェブ、モバイル、IoTシステムの個人データの収集、共有、収益化を研究するもの(ProperData: カリフォルニア大学アーバイン校主導)である。

学際的チームが、5年をかけてこれらの基本的なサイバーセキュリティ課題に包括的に取り組み、研究を生み出し、学生や若手研究者を教育し、将来性のある研究アイデアを実現させる方法を模索する。

今回の2件のフロンティア・プロジェクトを含め、NSFはSaTCプログラムにおいて過去7年間に850件以上の多様なプロジェクトを支援してきた。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]