[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
元記事公開日:
2020/06/24
抄訳記事公開日:
2020/08/31

「起業家精神」計画に関する国家戦略委員会の設置

Installation du Comité stratégique national du plan "L'esprit d'entreprendre"

本文:

2020年6月24日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

「起業家精神」計画には次のような目標がある。

  • 初期の認識から具体的なトレーニングまで、起業教育の機会を増やす。
  • 修学コースでの進級の障害となることなく、修学期間中の起業プロジェクト実施を正当に評価する。
  • 学生起業家が開発した能力について、特に企業での評価向上を図る。
  • 機会に恵まれていない学生の起業精神を開花させる。
  • 最も意欲的な学生のプロジェクトを促進することで、非常に革新的でグローバルな目標を有する企業の出現を促進する。
  • キャンパスでイノベーションを生み出すPEPITE 拠点を最高基準のものとする。

本計画の目標を達成するべく、2021~2022年にフランス本土および海外県で最も野心的かつ最も統制のとれたPEPITE開発プロジェクトへの資金支援を目的としたプロジェクト公募が、昨年6月15日に開始された。これらの PEPITE プロジェクトを通じて高等教育機関を最大限動員し、国内のパートナーと協力して、刺激を受けて起業を開始する学生の数を大幅に拡大する狙いがある。

標記委員会の設置は、PEPITEネットワークの組織化、PEPITE 資格ラベルの定義、直近に立ち上げた「起業家精神」プロジェクト、などに関して詳細な計画を補完するものである。この委員会の設置を通じて、フレデリック・ヴィダル大臣は公共政策の基盤を固め、その運営は学生、起業家、社会・経済界のパートナー、高等教育・研究の当事者、地域によって具体的に共有される。最初の会合では、今後重点を置くべき主軸を決定することができた。次の4つの軸の下で11項目の提言を行っている。

  • 修学コースにおける起業教育の場を再定義する
  • 起業への解釈を変える
  • 起業によるプロ化を強化する
  • スタートアップの出現と発展を支援する

[DW編集局+JSTパリ事務所]