[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2020/07/09
抄訳記事公開日:
2020/09/08

新設24校の欧州大学が欧州教育圏を強化

24 new European Universities reinforce the European Education Area

本文:

2020年7月9日付欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり。

欧州大学は、学生、教師、社会のために結成された、EU全域の高等教育機関の国際的な連合体である。欧州委員会はこのほど、2019年に初めて選定された17の高等教育機関連合に続く、24の欧州大学を発表した。これら欧州大学は、Erasmus+ プログラムおよび Horizon 2020 プログラムから財政的支援を受けて、欧州高等教育の質の高さ、包摂性、デジタル化、魅力を強化する。

62件の応募案件から選抜された新規24件の欧州大学には、EU加盟26か国および Erasmus+ プログラムに参加しているその他の国々から、高等教育機関165機関が参画している。これらの機関は、各機関、学生、スタッフ間の協力関係を深め、オンラインおよび物理的なリソース、コース、専門能力、データ、インフラを備える。緊密に連携することで、復興期間およびその後に直面する課題への取り組みにその能力を活用できる。

欧州大学には、応用科学大学、工科大学、映画やメディアアートの学校から、総合的で研究集約的な大学まで、さまざまなタイプの高等教育機関が含まれる。全加盟国およびその他の主要都市だけでなく遠隔の欧州地域にもある高等教育機関約280機関を含む。各連合体は、平均して高等教育機関7機関で構成されている。連合体の中には、包括的で全ての分野を網羅するものもあり、他に、例えば、持続可能な開発、保健と福祉、デジタル化と人工知能(AI)、芸術、工学、宇宙などに焦点を当てたものもある。

これらの41(既存17+新規24)の欧州大学では、合計で最大2億8,700万ユーロの予算を利用できる。各連合体は3年間でErasmus + プログラムから最大500万ユーロ、 Horizon 2020プログラムから最大200万ユーロを受け取り、計画の実行を開始する。

[DW編集局]