[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2020/07/02
抄訳記事公開日:
2020/09/09

NSFが材料研究科学工学センターの新規拠点を採択

NSF advances materials research and innovation with new centers

本文:

2020年7月2日付けの国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下のとおりである。

スマートエレクトロニクスからインプラント型医療機器に至るまで、あらゆる分野で新素材開発が重要となっている中で、NSFは材料研究科学工学センター(Materials Research Science and Engineering Centers)を介して、大学、国立研究所、産業界、そして外国の科学機関との協力とイノベーションを促進している。これらのセンターでは、極小化、原子レベルの薄い「ペーパー」材料のセルフフォールディング、ナノ粒子のオンデマンド組立て、極条件下での材料挙動、量子革命など、材料科学における重要な課題に取り組むことを目的としている。

NSFは新しい発見を生み出し、新しい技術を推進するために、11の材料研究科学技術センターに対する1億9,800万ドルの投資を発表した。既設の量子材料や合成生物学などの新興分野における8センターに加え、以下の3センターが今年、NSFから資金提供を受けることになった。

  • デラウェア大学ハイブリッド・アクティブ・応答性材料センター
  • カリフォルニア大学アーバイン校材料発見センター
  • カリフォルニア大学サンディエゴ校材料研究センター

これら11のセンターは、将来の科学技術者の教育と育成に貢献することで、基礎科学の枠をはるかに超えた機会を創出し、また、世界中の学術、政府、産業界で現在必要とされている材料研究を幅広くカバーする多様な機器のネットワークを構成している。これらセンターでの材料研究の成果は、科学界や産業界に波及効果をもたらすことが期待されている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]