[本文]
-
- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 原子力・代替エネルギー庁(CEA)
- 元記事公開日:
- 2020/07/10
- 抄訳記事公開日:
- 2020/09/14
-
シンビオ社とCEAが協力して、世界的に競争力のある水素システムの工業化を加速
- 本文:
-
2020年7月10日付原子力・代替エネルギー庁(CEA)の標記発表の概要は以下のとおり。
欧州と一部のアジア諸国が野心的な水素計画を発表している間、水素技術の研究開発に従事しているCEAは、水素システムのメーカーであるシンビオ社(Symbio)(ミシュラン社(Michelin) と フォルシア社(Faurecia) の子会社)と、協力の枠組み協定を締結することでその歴史的な関係を強化している。目的は、輸送のエネルギー転換に資する世界的に競争力のある水素システムの工業化を加速することにある。
欧州は水素によるエネルギー転換への貢献を最適化する戦略を発表したばかりであるが、このセクター内の企業の競争力を強化するための競争はすでに世界レベルで進んでいる(例えば中国は160億ドルの水素計画を発表した)。そのため、フランスと欧州のプレーヤーの競争力を強化するために、つまり革新的なシステムの生産コストを最適化し、ボリュームの増加を促進するために、これまで以上に研究界と産業界の協力が不可欠である。
シンビオ社とCEAは10年以上協力してきた。同社の独自技術は、最初のライセンス・研究開発協力契約に基づくものである。この枠組協定により、2つの組織は、市場の発展に合わせて協力の範囲を拡大している。研究開発チームは協力して、輸送用の水素システムの工業化を加速する。この取り組みにより安価でより効率的な乗り物への統合が容易となる。
[DW編集局+JSTパリ事務所]