[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2020/07/10
抄訳記事公開日:
2020/09/15

NSFが2020年度の化学イノベーションセンター第2フェーズを採択

NSF addresses chemical research challenges through Centers for Chemical Innovation

本文:

2020年7月10日付けの国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下の通りである。

化学研究における課題の解決は、高度な製造業、クリーンエネルギー、量子コンピューティング、バイオテクノロジーを変革する可能性がある。このため、NSFは、材料化学、合成ポリマー、持続可能なプラスチックなどの分野で化学イノベーションセンター(Centers for Chemical Innovation)を設置し研究を進めている。今回、以下の3センターが第2フェーズに採択された。全体で6,000万ドルが投資される予定である。

ユタ大学に設置された有機合成電気化学研究センターは、先進製造に関わる研究に取り組んでいる。同センターは9つの研究パートナーと共に、有機合成と材料化学における新しい電気化学反応の応用を探求している。

カリフォルニア大学バークレー校が率いる遺伝子組み換え材料センターは、6つの大学や研究病院と協力し、化学、生物学、材料科学を駆使してリボソームにヒントを得たポリマーの合成を目指している。

ウィスコンシン大学マディソン校の持続可能なナノテクノロジーセンターは、13のパートナーと協力し、性能が向上した電池や電子機器から標的医薬品までのアプリケーションを持つナノ材料の特性評価に焦点を当てている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]