2020年８月１0日付けのホワイトハウスによる標記記事の概要は以下のとおりである。

トランプ大統領は「安全な5Gネットワークが、21世紀のアメリカの繁栄と国家安全保障に絶対に欠かせないものになる。」と述べ、次のような施策を実行している。

1. リソースの解放：
大統領の指示により、トランプ政権は100メガヘルツの連続したミッドバンド周波数帯を商用5Gの全米展開に利用できるようにすると発表した。本周波数帯により、米国人は世界最大の5Gネットワークにアクセスすることができ、最先端の技術革新、経済の繁栄、強力な国家安全保障がもたらされる。

2. 5G対応で世界をリード：
5Gインフラ構築に対する不必要な規制の障壁を取り除くことで、5G対応における世界のリーダーとしての米国の地位を確保する。連邦通信委員会（FCC）は、5,000メガヘルツを超える周波数帯域を5Gのために開放した。また、州および地方自治体における5Gインフラの認可プロセスを合理化するための措置も講じている。トランプ政権による減税と規制緩和措置は、ワイヤレス通信業界に5G技術に投資するインセンティブを与え、数百万人もの米国の新しい雇用につながっている。

3. 米国の未来の保全：
米国の5G能力の開発は、米国の技術を守り、サイバー空間における自由を守るというトランプ大統領のコミットメントの一環である。2020年3月、トランプ大統領は「5Gの安全保障に関する国家戦略」を発表し、安全で信頼性の高い5G通信インフラの開発、展開、管理を世界中で主導する米国のビジョンを概説した。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]