[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2020/08/25
抄訳記事公開日:
2020/10/12

BMBFが550万ユーロでデジタル化と大学の国際交流を支援

Digitale Chancen auch in der internationalen Hochschulzusammenarbeit nutzenDigitale Chancen auch in der internationalen Hochschulzusammenarbeit nutzen

本文:

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)はドイツ学術交流会(DAAD)を通じ大学の国際協力のデジタル化を550万ユーロで助成することとなり、概略下記のような報道発表を行った。

コロナ禍で多くの大学はオンライン教育・講義内容を拡大した。こうしたデジタル化の推進を大学の国際協力にも定着化させるため、DAADが「国際バーチャルアカデミックコラボレーション」(IVAC)計画の約50に及ぶプロジェクトを選出した。BMBFは2021年末までIVACに約550万ユーロを投入する。

これに関してカルリチェクBMBF大臣は次の通り表明した。「新型コロナ危機で、大学や研究機関はデジタル教育を短期間に展開しなければならないという重要課題に直面した。国際交流はパンデミックにおいても重要であり、我々は今後もこれを振興し、新たな体制によって支援していかなければならない。デジタルな可能性は国際的な大学協力をも充実させるものである。このためDAADを通じて、革新的な教育および協働的な学習に関する国際的な協力を進める。これはデジタルツールの可能性をしっかりと利用するものである。この計画は世界各国を対象とはしているが、実際には米国・カナダおよびドイツの大西洋を跨いだ協力をも支援するものであり、これらの地域はパンデミックによる学生への制約が特に重要課題となっている地域といえるからである。できる限り速やかに人的、物理的な交流を回復させるのと同時に直面する重要課題に対応し、新たな解決策を見つけることができるだろう」。

DAAD会長ムケルイェー教授(Prof. Dr. Joybrato Mukherjee)は以下の通り強調した。「世界的な感染症拡大の時代においてはバーチャルな交流およびデジタルな協力が世界の重要な架け橋となる。DAADは、IVACによって個々の教員と大学を国際的な大学間協力および交流をバーチャルで実現、深化させるという点で総合的に支援する。公募に大きな関心が寄せられているのは、我々の方針が正鵠を射た、ということを示している」。

[DW編集局]