[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2020/09/01
抄訳記事公開日:
2020/10/13

スーパーコンピューティングセンターは欧州の技術的主権を強化する

Karliczek: Supercomputing-Zentren stärken die technologische Souveränität Europas

本文:

ドイツ主導の下、欧州スーパーコンピューター・コンピータンス・センタ-(EuroCC)がスタートすることとなり、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

9月1日、EuroCCがスタートした。これは欧州内に現存するスーパーコンピューティング(HPC)センターをネットワーク化し、コンピューティング知識を欧州レベルで利用しようとするものである。カルリチェクBMBF大臣はこれに関して以下の通り発表した。

「EuroCCによって、ドイツおよび欧州の技術的主権を強化する。HPCは優れた科学とイノベーションに資する産業利用に関する主要な基盤である。最高の計算能力によって複雑な問題を解決できるからである。

本日のEuroCCのスタートは、HPCで、欧州のデジタル時代に向けて最適な備えを整えたという、強力なシグナルである。これに伴い、科学と経済のデジタル化を支援し続ける。この新たなネットワークによって、特に中小企業がHPCを利用し、近代的なシミュレーション方法、分析方法を活用できるよう支援していく。ドイツと欧州の競争力および将来性を高めるだろう。

ドイツは、欧州トップクラスのユーリッヒ、ミュンヘン/ガルヒング、およびシュトゥットガルトのガウス・スーパーコンピューティング・センター(Gauss Centre for Supercomputing)を誇る。計算能力はもとより、スキルや経済界との協力においても、トップである。特にドイツのガウス・センターが欧州ネットワークの調整役を引き受けたことを歓迎するものである」。

背景:

EuroCCに関するプロジェクトは、欧州33か国を包括し、そのリーダーを務めるのがガウス・センター(HLRS、シュトゥットガルトHPCセンター)である。CASTIEL計画との全てのプロジェクト部分のコーディネートは同じくガウス・センターが統括する。参加各国にはナショナル・コンペテンスセンターが立ち上げられる。

助成資金総額は6,000万ユーロで、その半分はEUが、もう半分の3,000万ユーロは参加国が分担して負担する。ドイツの負担分は約75万ユーロで、BMBFの予算から拠出する。プロジェクトの第一フェーズは2年となる。

[DW編集局]