[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2020/08/17
抄訳記事公開日:
2020/10/14

NSFが脳研究プロジェクトの国際展開に5,000万ドルの支援

International teams, with NSF support, investigate key questions in neuroscience

本文:

2020年8月17日付け、米国立科学財団(NSF)の標記記事の概要は次のとおりである。

脳がどのように働き行動を起こすのかをより深く理解することは、医療からAI開発まであらゆるものを変革する可能性を秘めた挑戦的課題である。NSFの次世代神経科学プログラムであるニューロネックス(NeuroNex)はこれまで脳の謎を解明するための新しいツールや理論を開発してきたが、この度、世界中の研究者とリソースを共有し、次世代の神経科学を加速するための国際的なパートナーシップを展開することとなった。

4か国を代表する70人の研究者が脳の働きと脳がそれを取り巻く環境とどのように相互作用するかを研究することになり、NSFは4つのNeuroNex学際的チームを5,000万ドルで5年間支援する。プロジェクトは、これまでのNSFの神経科学への投資により開発された方法、技術、ツールを活用する。NSFは米国の研究者を支援し、海外の研究者はそれぞれカナダ保健研究機構(CIHR)、カナダのケベック州研究基金(FRQ)、ドイツ研究振興協会(DFG)、英国医学研究会議(MRC)から支援される。

4つのプロジェクトと支援される米国の研究機関名は次のとおりである。

  •  ニューロメカニカル・システムにおける伝達、調整、コントロール:ケース・ウェスタン・リザーブ大学
  •  匂いから行動へ:嗅覚による行動原理を探る:コロラド大学ボルダー校
  •  脳の機能的ネットワークにおけるシナプス荷重(強度)の特定と影響:テキサス大学オースティン校
  •  霊長類の新皮質の構造と心的表象の起源:エール大学

[DW編集局+JSTワシントン事務所]