[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防・安全保障促進機構
元記事公開日:
2020/08/18
抄訳記事公開日:
2020/10/27

市場調査:ロボット技術と自律システム

Market exploration: robotic and autonomous systems (platooning)

本文:

2020年8月18日付国防・安全保障促進機構(DASA)の標記発表の概要は以下のとおり。

DASA は、兵站輸送部隊の作戦において自律機能の利用を展開するための、資金支援の機会の可能性を検討している。

英国国防省(MOD)としては、MOD によるさらなる投資又は実験が必要になる可能性のある、市場のロボット技術および自律システムの現在の能力をより的確に把握したいと考えている。MODは、軍用車両への組み込みの可能性がある初期の技術と成熟したシステムの両方に関心がある。この領域をさらに調査し、さまざまな技術的アプローチの運用上の限界をより的確に把握することに強い期待を抱いている。

このような情報は、現在存在するソリューションの成熟度、開発中の新規ソリューション、潜在的にMODによるさらなる投資を必要とする分野に関して、我々に知識を提供する。

上記情報の提供要請は、その後のDASAによる正式なコンペティションの立ち上げを約束するものではない。

ロボット・自律システム(RAS)は、MODに効率と作戦効果の向上をもたらすと期待されている。兵站の分野ではRAS技術を採用することで、テンポ、機動性、俊敏性を高めながら、兵士の負担を軽減した作戦行動ができることを目指している。特に、人工知能(AI)を組み込んだ自律分散システムなど、RASによって提供される機能を理解し、この分野における現在の初期の技術と成熟したソリューションの把握を目指す。MODが活用を期待する領域は主として、①自動運転およびナビゲーション技術、②リーダー(車両)とフォロワー(車両)の関係の自律性、の2つである。

[DW編集局]