[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防総省(DOD)
元記事公開日:
2020/08/31
抄訳記事公開日:
2020/11/11

国防総省がビクトリア・コールマン博士を新しいDARPA長官に任命

Department of Defense Announces New DARPA Director Dr. Victoria Coleman

本文:

2020年8月31日付の国防総省(DOD)による標記発表の概要は以下のとおり。

DODは、ビクトリア・コールマン博士を国防高等研究計画局(DARPA)の新しい長官に任命した。

1958年にDODの一部として設立されたDARPAは、米国の将来の抑止力や防衛力が依存する概念や技術を予測・調査・実現するように設計されている。それは、アカデミア、企業、政府のパートナーを含む堅牢なイノベーション・エコシステムの一部として、共同で実施されるものである。その重点は常に、DARPAに新しい戦略的・戦術的オプションの開発を依存する米国軍隊にあるが、DARPAの研究は、歴史的に社会に幅広く利益をもたらした基盤的なブレークスルーも促進してきた。

コールマン博士は学界、民間部門、政府で30年以上に亘るキャリアを持ち、DARPAのマイクロシステムズ探査委員会(Microsystems Exploratory Council)の創設議長や防衛科学委員会のメンバーを歴任している。技術部門全体の最先端の研究開発を主導し、Atlas AI社の最高経営責任者(CEO)、テクニカラー社の上級副社長(SVP)、コネクテッドホームビジネス社の最高技術責任者(CTO)、Yahoo!社のエンジニアリング担当副社長、ヒューレットパッカード社パームグローバルビジネスユニットのソフトウェアエンジニアリング担当副社長、インテル社のセキュリティ・イニシアチブ担当役員等の役職を勤めた。博士の取り組みには、人工知能(AI)、マイクロエレクトロニクス、およびモバイルデバイスやその他のコンシューマー電化製品の設計開発における広範な研究が含まれている。博士は、カリフォルニア大学バークレー校、サンタクララ大学、ロンドン大学で研究を主導した経歴を持っている。サルフォード大学で学部と大学院の研究を終えて、マンチェスター大学でコンピューターサイエンスの博士号を取得した。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]