[本文]

国名:
ドイツ
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2020/10/05
抄訳記事公開日:
2020/11/24
元記事の言語:
ドイツ語

データ駆動の技術主権、競争力および科学を振興

Karliczek: Mit Daten technologische Souveränität, Wettbewerbsfähigkeit und Wissenschaft fördern

本文:

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は研究データに関する行動計画によって教育、科学および研究におけるデータカルチャーを強化することとし、これに関して概略下記のような報道発表を行った。

今週、連邦政府のデジタル閣議が開かれる。デジタル化における決定的な要素は、データ、特に研究データである。BMBFにとっての懸案は、国、経済、科学そして社会のために研究データを利用できるようにする、ことである。将来この領域のBMBFの施策やイニシアチブは「研究データ行動計画」に結集され、共有と再利用のカルチャーを可能とする。これに関するカルリチェクBMBF大臣の発言は以下の通りである。

データはデジタル化の燃料である。データの処理および利用は新たな技術、付加価値連鎖あるいはビジネスモデルにとって非常に大きな可能性を秘めている。豊かなデジタルの未来に向けて、この可能性をできる限り活用しなければならない。特に研究データへの、体系的持続的なアクセスを創り出すことが重要で、それらは科学的知見およびイノベーションの基盤であるからだ。

「研究データ行動計画」によって、データイニシアチブを統合し、研究データのポテンシャルを幅広く活用していく。これにより、デジタル時代における強いデータカルチャーへの機運を高め、特にデータから、新たな知識、価値創造、そして最終的に社会的な付加価値が生まれることを可能にする。

この実現のために、BMBFは研究に優しい基本条件の整備を進めていく、人工知能(AI)、グリーンICTあるいは量子計算等の革新的なデジタル技術の研究開発を推進し、科学におけるデータコンペテンスおよびデータインフラの構築を支援する。

研究データおよび成果の共有が、いかに重要かは新型コロナパンデミックが如実に示す通りである。例えばウイルスのゲノムデータが早期にそしてフリーに他の研究者たちに提供され、それがウイルスのより迅速な解明を可能にした。こうした知識の共有を通じてのみ統一的な診断計画、処置計画を開発することができ、国境を越えた研究やケアの調整が可能になる。

背景:

研究データはローカルに暫定的に保存されることが多い。それによって貴重なデータが失われてしまう。そこに焦点をあてるのが「研究データ行動計画」である。

行動計画は3つの中核要素からなる:

第一にドイツおよび欧州の技術主権への貢献として、革新的デジタル技術の研究開発が推進されなければならない。そうすることによってのみ高度な、エネルギー効率の良い、安全で、信頼性のあるインフラを構築し、運営することができる。

国家研究データインフラおよびGAIA-X等を通じて、BMBFは戦略的に複数のイニシアチブを推進してきた。これらのプログラムは、市民、企業、社会による、最新の科学的知識へのより迅速なアクセスを可能にする。そこで重要なのが各種のデータインフラの相互運用性の確保であり、最高速計算へのリンクを確保することである。

第二にデータを、迅速かつ効率的に、知識、アイデア、イノベーションに変換することである。そのために科学研究で生み出されたデータの利用を簡素化しなければならない。例えばプロジェクト助成におけるFAIR原則の導入など、新たなアプローチが必要である。

第三に研究者は、デジタルデータを扱うのに必要なコンペテンスが要求されるる。

こうしたデータカルチャーは社会のための付加価値を意味する、即ち、それは科学を強化し、競争力を推進し、ドイツおよび欧州のデジタル主権に寄与する。

[DW編集局]