[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国航空宇宙局(NASA)
元記事公開日:
2020/09/22
抄訳記事公開日:
2020/11/25

NASAと米国宇宙軍が幅広い協力に関する覚書を締結

NASA, US Space Force Establish Foundation for Broad Collaboration

本文:

2020年9月22日付の米国航空宇宙局(NASA)による標記発表の概要は以下のとおりである。

NASAは、アルテミス計画の下で前例のない月面探査計画を進める一方で、国防総省(DOD)との長年のパートナーシップに基づき、NASA長官と米国宇宙軍(USSF)作戦部長がこのほど新たな覚書を発表した。

この協定は、有人宇宙飛行、米国の宇宙政策、宇宙輸送、宇宙での安全な運用のための基準とベストプラクティス、科学研究、地球防衛などの領域での幅広い協力に対する、2つの組織のコミットメントを示すものである。

この覚書は、NASAと米国空軍宇宙軍団との間で14年前に署名された、両組織が研究開発情報を交換し、システム開発の重複を減らし、互いの長期宇宙計画に協力するという協定に代わるものである。

宇宙における行動の自由は、NASAと連合国宇宙機関に探査と発見の能力を提供し、米国の月探査への復帰とその後の火星探査を可能にする。USSFは、宇宙における米国および同盟国の利益を保護するために軍隊を組織し、訓練し、装備することにより、宇宙の理解を深めようとするすべての人にとって自由な宇宙平和利用を確保する。

NASAは、アルテミス計画の一環として、2024年に最初の女性と次の男性を月面に送り、この10年の終わりまでに月面に持続可能な存在を確立することを計画している。NASAは月を活用して、次なる大飛躍である火星有人探査に備える。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]