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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2020/10/02
- 抄訳記事公開日:
- 2020/12/02
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NSFが未来の製造技術に投資
- 本文:
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2020年10月2日付けの米国国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は以下のとおりである。
高度な製造業における米国の主導的地位を維持するためには、特にバイオマニュファクチャリング、サイバーマニュファクチャリング、エコマニュファクチャリングの新興分野において、新しい技術、プロセス、スキルが必要である。このニーズに対応するため、NSFは24の新プロジェクトへ合計4,000万ドル以上を投資する。
バイオマニュファクチャリング
未来のバイオマニュファクチャリングは、治療用細胞や分子、医薬品、化学品、燃料の大規模生産や、コンピューティングや通信のためのバイオベースの技術を通じて、生物学を活用し、新製品をより効率的かつ持続可能に造ることになる。NSFは、細胞ベース治療法、薬物送達分子、プラスチックを分解する微生物由来のポリマー、DNA利用の電子機器を製造するための新しい方法、および電子機器を構築する細胞やモジュール式建築材料の組み立てや再利用に役立つ微生物のシステムに投資する。サイバーマニュファクチャリング
未来のサイバーマニュファクチャリングは、人工知能(AI)、ロボティクス、予測モデリングなどの進歩を応用することで、すべての製造業の予測可能性、信頼性、効率性を一変させる。NSFは、組立ラインの柔軟性、モジュール構造の機会、量子・半導体技術の開発の速度と信頼性を高める新しい方法に投資を行う。エコマニュファクチャリング
未来のエコマニュファクチャリングは、製造ライフサイクル全体に影響を与え、エネルギー消費量を削減し、健康と環境への影響を軽減し、費用対効果を向上させる。NSFの資金提供を受けたプロジェクトでは、セメント製造の安全で持続可能な方法、新しいリチウムイオン電池の構造、硝酸塩廃棄物を窒素系化学物質に変換する新しいアプローチ、そして建築物のライフサイクルを再構築するために折り紙、切り紙、自己作動を組み込んだ新しいデザインアプローチを開発する。 [DW編集局+JSTワシントン事務所]