[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2020/10/26
抄訳記事公開日:
2020/12/03

フランスと共同でAI研究計画の助成を強化

Karliczek: Gemeinsam mit Frankreich stärken wir Förderung von KI-Forschungsvorhaben

本文:

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)とフランス高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)は人工知能(AI)研究協力に関する助成ガイドラインを公表し、これに関してBMBFは概略下記のような報道発表を行った。

BMBFとMESRIは10月26日共同助成ガイドラインを発表した。これによって将来、ドイツとフランス間での質的に高いAI研究協力の支援や資金提供が可能になる。両国政府は研究協力の成果により、欧州内および国際的なAI分野の研究に連携して貢献することになる。助成ガイドラインの公表についてカルリチェクBMBF大臣は次のように説明した。

「人工知能は欧州の競争力にとって重要である。ドイツとフランスの経済・科学拠点にとって膨大なチャンスをもたらすものである。新たな独仏助成ガイドラインによって、AI研究における両国の力を結束させていく。これにより、両国がAI開発のトップに立てる前提条件や、信頼性のある“AI made in Europe“のためにさらなる環境整備を実施していく」。

背景:

ドイツとフランスは共同で21世紀の重要課題に共同で対応していく。メルケル首相とマクロン大統領が2019年1月22日にアーヘン条約に署名し、これによって両国は協力の重要性を再確認し、今後さらに強化していくことを明確にした。

2019年10月16日の独仏閣僚会議に当たり、カルリチェクBMBF大臣、フレデリック・ヴィダルMESRI大臣、アルトマイヤー連邦経済大臣、ブリュノ・ル・メール(Bruno Le Maire)経済・財務大臣はAI分野における独仏の研究・イノベーションネットワークに関するロードマップに調印した。

2020年4月の覚書の調印に伴い、両国はAI研究における協力を更に前進させることに合意、大きな一歩を踏み出した。2国間の研究協力やAI分野における独仏協力の強化のための研究開発プロジェクトに関する共同発表は、強化されつつある研究協力の成功例である。

[DW編集局]