2020年10月8日付国立研究機構（ANR）の発表のANR 2019年活動報告から、2019年活動実績を示す主要な数字を抜粋して以下に記す。

● 2019年ファンディング予算（認可）：7億2,500万ユーロ

• プロジェクト公募への割り当て：5億6,900万ユーロ
• カルノー・プログラムへの割り当て：6,200万ユーロ
• 行動計画プログラム外（間接経費、国立がん研究所（INCa）など）：9,400万ユーロ

● 2019年管理（運営）予算：3,940万ユーロ

● 職員数：314名（男性：39%、女性：61%）

● ファンディング対象プロジェクト数

• ANR創設以来のファンディング対象：1万8,862件
• 2019年のファンディング対象：1,592件
  （プロジェクト当たりの平均支援額：35万7,400ユーロ、全体の採択率：18.6%）

● 将来への投資プログラム（PIA）

• 契約額（PIAの開始以降2019年末まで）：122億8,000万ユーロ
• 支払額（PIAの開始以降2019年末まで）：94億1,000万ユーロ
• プロジェクトが受け取った共同融資額（PIAの開始以降2019年末まで）：34億1,000万ユーロ

● ファンディングの機会

• いわゆる「特定」プロジェクト公募に特化したプログラム、7項目（LabCom 共同研究室、産業講座、MRSEI（欧州および国際科学ネットワーク構築）、Tremplin-ERC、国際公募、Flash、Challenges）：2019年は7,780万ユーロ
• フランスの AI エコシステム強化を目的とした国家研究プログラムの一環としてのファンディングプログラム、2項目（国際的魅力講座、CIFRE（研究技術協会）による博士学位論文）：2019年は1,210万ユーロ
  ・包括的プロジェクト公募（AAPG）の枠組におけるプログラム、4項目（PRC、PRCI、PRCE、JCJC）：2019年は4億6,420万ユーロ（2018年は4億4,310万ユーロ）
•  ASTRID プロジェクト公募（国防イノベーション庁（DGA：軍備装備総局）が全面的に資金支援）：2019年は1,160万ユーロ
•  Ecophyto Maturation プロジェクト公募（フランス生物多様性局（OFB）との共同ファンディング）：2019年は340万ユーロ
• カルノー・プログラムによる指定研究室向けのファンディング（プロジェクト公募を除く）：2019年は6,200万ユーロ

● 2019年包括的プロジェクト公募（AAPG）の内訳

• 採択プロジェクト数：1157件（採択率：16%）
• 分野別割合：
  ライフサイエンス 28%、分野横断的領域 20%、エネルギー・材料の科学 15%、デジタル科学 12%、環境の科学 10%、人文・社会科学 7%、物質・高エネルギー・惑星・宇宙の物理学 6%、数学・関連科学 2%
• 研究チーム間の協力を含む採択プロジェクト：71%
• 若手研究者による採択プロジェクト：29%
• 外国ファンディング機関との共同ファンディングにより採択された欧州・国際プロジェクト：8%

[DW編集局+JSTパリ事務所]