[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2020/10/12
抄訳記事公開日:
2020/12/08

コロナウイルス危機に対するEU結束政策の対応

EU Cohesion Policy response to the coronavirus crisis

本文:

2020年10月12日付欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり。

欧州委員会(EC)はこのほど、コロナウイルス対策投資イニシアチブ(CRII)およびコロナウイルス対策投資イニシアチブ・プラス(CRII +)の最初の暫定結果を発表した。

危機の当初から、そして結束政策で導入された柔軟性のおかげで、欧州連合(EU)は、コロナウイルスのパンデミックの影響に取り組むべく、欧州地域開発基金(ERDF)、欧州社会基金(ESF)、結束基金(CF)を通じて、130億ユーロ以上の投資を行った。EU基金は、コロナウイルスのパンデミックによる社会・経済的悪影響に対処するために、国、地域、地方自治体を支援した。

総額で41億ユーロが医療に再配分され、救命用の重要な機器や個人用保護具が購入された。経済、とりわけ中小企業(SME)の危機対応を支援するべく、助成金、ローン、一連の個別化された資金支援手段の実施を通じて84億ユーロが動員された。さらに、人々の支援や雇用の確保に、ESFを通じて約14億ユーロが充てられた。

CRIIおよびCRII +により、加盟国は最大100%までのEU共同融資の一時的な増加による利益を得ることができ、医療、中小企業、労働市場などパンデミックの影響を最も受けたセクターの支援に結束政策資金を活用することができる。

[DW編集局]