2020年8月20日付ロシア連邦科学・高等教育省の標記発表の概要は以下のとおり。

科学・高等教育省のコンペティション委員会は、2020年8月3日に締め切られた第8回「メガグラント」コンペティションの応募書類の審査を行った。その結果465件の応募（うち49件は要件不備のため、受理されたのは416件）があった。コンペティションの最終選考結果は2020年12月15日までに発表される予定である。
（編集注：12月4日に43件の採択が発表された。詳細はロシア語サイト(https://p220.ru/media/news/opredeleny-pobediteli-vosmogo-konkursa-na-poluchenie-megagrantov/)を参照のこと。）

● 第8回「メガグラント」コンペティションについて

「ロシア連邦の高等教育研究機関、科学財団、国立研究センターにおける主導的科学者の取り組み支援策」に関するロシア連邦政府令第220号実施取り組みの一環である。

ロシア連邦政府からの助成金は、2021～2023年に関連する先進的な研究を実施する科学・教育機関内で主導的な科学者の監督下にある研究室創設に対して、各々最大9,000万ルーブルの金額で提供される。

主導的な科学者の監督下で、ロシアの大学等で実施される研究の主な目的は次のとおりである。

• 世界トップクラスの研究室の創設
• （ロシアのイノベーション経済の発展に不可欠な）ロシア連邦科学技術開発戦略で定義された領域内での画期的な学術成果の達成と具体的な応用問題の解決
• そのような問題解決を担い得る高度な資質を持つ専門家の育成

ロシアの大学・研究機関は、研究分野で主導的な地位を占める外国人又はロシアの主導的科学者と協力して標記コンペティションに参加できる。

● 「メガグラント」コンペティションのこれまでの実績

• 第7回（2019～2021年）
  ファンディング額：最大9,000万ルーブル、応募件数：433件、採択件数：36件
• 第6回（2018～2020年）
  ファンディング額：最大9,000万ルーブル、応募件数：358件、採択件数：36件
• 設置研究室数：272件
  ロシア人科学者主導：31件、外国在住ロシア人科学者主導：101件、外国人科学者主導：140件
• 主導的科学者の出身国数：35か国

[DW編集局]