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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州研究会議(ERC)
- 元記事公開日:
- 2020/10/27
- 抄訳記事公開日:
- 2020/12/17
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第三者評価でERC資金による研究のインパクトを確認
- 本文:
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2020年10月27日付欧州研究会議(ERC)の標記発表の概要は以下のとおり。
独立した第三者が行った今回のレビューによると、ERCのファンディングを受けたプロジェクトの約80%が、科学的なブレークスルー又は大きな進歩をもたらしている。この結果は過去の評価とも一致しており、ERCの支援を受けた研究が最高の質であることを示している。
今年の調査では、25の独立したピアレビュー・パネルで合計225件のERCプロジェクトが評価の対象となった。この評価では、分析対象プロジェクトの18%が科学的ブレークスルーをもたらし、61.9%が大きな科学的進歩を遂げたことが判明した。この調査結果は、高レベルの科学的成果を示しており、サンプルの72%から79%が科学的ブレークスルーまたは主要な科学的進歩と見なされた以前の評価と同様である。パネルではさらに、プロジェクトの17.6%が科学的貢献を増加させたのに対し、評価対象プロジェクトの2.5%は評価できるほどの科学的貢献をしなかったことが分かった。
もう1つ判明したことは、ERCの選択基準ではないが、プロジェクトの半分近くがすでに経済、社会、政策立案にインパクトを与えており、約3分の2が中長期的にそのようなインパクトを与えると予想されることである。この調査はまた、ERCプロジェクトの強力な学際的性質を確認している。
[DW編集局]