[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2020/10/26
抄訳記事公開日:
2021/01/04

人工知能:仏・独・日公募の一環で選抜されたプロジェクト

Intelligence artificielle : découvrez les projets sélectionnés dans le cadre de l’appel franco-germano-japonais

本文:

2020年10月26日付国立研究機構(ANR)の標記発表の概要は以下のとおり。

人工知能(AI)は、仏、独、日にとって優先テーマであり、2019年にこの分野での研究協力を強化を目的として、プロジェクト公募が開始された。ANR、ドイツのドイツ学術振興会(DFG)、日本の科学技術振興機構(JST)が共同資金支援するこの公募の下で、9件のプロジェクトが選抜された。これに伴う支援額は全体で700万ユーロ強になる。

仏、独、日3国間公募では、AIに関する基礎的または応用的共同研究プロジェクト、特に、基盤となるAI技術(機械学習とその数学的基礎、および記号的アプローチ)の方法論の進化に関わるプロジェクトの支援を狙う。この共同研究の目的は、AIの性能向上や技法の開発を目標にAIの科学的・技術的進歩に貢献するだけでなく、信頼性、透明性、公平性を強化することにある。

選考プロセスにより、応募36件のプロジェクトから9件のプロジェクトが選抜され、全体で700万ユーロ以上の資金支援が行われた。

選択されたプロジェクトは、人間とロボットの相互作用、機械学習、法的・倫理的基準によるAIの信頼性、対話型エージェントにおけるAIユーザーへの適応、ファーマコビジランス(医薬品安全性監視)向けの知識抽出、複雑なオブジェクトを処理するためのAI など、多様なテーマをカバーしている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]